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紅魔館VSガノトトスその2~その6(完結)  

よっす、久しぶりヽ(´ワ`)ノ
出身高校の文化祭に行ってモンハンばっかやってました俺です

いくつかちゃんと最後まで書けってお声をいただいたので
勢いに任せて書いてみた、今回で完結、縦に長いので注意
下のほうに落書き一枚あるので文とかどうでもいい人は読み飛ばし推奨

====紅魔館VSガノトトス その2====
あなたの町の香霖堂。
「ツルギ?」
「はい、できるだけ斬れて、重くて、硬い刃物が欲しいのですが」
店の主は一通りがらくたを漁ってから眼鏡の位置を直した。
「うーん…ウチには剣の類は…刀とかそういう方向ならあるんだけどなぁ。大体君に無骨な武器は似合わないよ?」
「存じておりますが、今度の敵には細い攻撃は通りませんの」
「敵…か。幻想郷でその単語を聞く機会は中々無いけど…最近紅魔館に出た魚竜っていうのがそれかい?」
「情報通の親族を持っていると違いますわね」
「はは…まぁちょっとまっててくれ」
客であるメイドを残して店の奥に消えた主人は、程なくして台車を引いて現れた。
台車には金属か鱗か骨か宝石か知れぬ塊が山のように積まれていた。
「うわさの魚竜にダメージが通りそうなのはこの辺だね。僕の能力で判別したから多分大丈夫だよ」
「では、それ全部頂きますわ」
「全部って……そんなお金あるのかい?今までだって山脈のようなツケが…」
「今回はお借りするだけですわ。討伐したらすぐにお返しします。そうすれば、素敵な売り文句がつくでしょう?」
「魚竜を討伐した武器、か。あまり僕としては嬉しくも無いんだが」
「では、私が調理する予定でございます、魚竜肉のフルコースを…」
「へぇ、それはちょっと興味あるね。それじゃいいよ、もって行ってくれ」

時を止める能力は実に強力とはいえ、こういったときには役に立たない。
眉をひそめ、四肢にありったけの力を込め、汗だくになりながら紅魔侍女長は舌打をした。
普段の彼女からは考えられないような状況であった。
路面は舗装などされておらず、小石がちらつく土道。
その悪路を進むは、爆裂的な重量を誇る武器を満載した手押しのリヤカー。
「美鈴を連れてくるべきでしたわ…」
誰に向けたでもないつぶやきは陽炎のゆらぎに消えた。

「てえええぇぇぇぇえええりゃああああああぁぁあっ!!」
紅美鈴渾身の一撃は空しくも硬質鱗に弾き返された。もちろん衝撃は自分の腕に返ってくる。
「ったぁー…」
「美鈴!ブレスが来るわよ!」
「うわ!っとぉ!…これほんとにダメージ通ってるんですか!?」
ひらひらと周囲を飛び交う少女たちは、魚竜の目にはさもカトンボのように映っているのだろう。
いかにもうっとおしいというように不気味ないななきが響き渡る。
「あの形状の生物なら間違いなく脳を持ちます。しっかり揺らせばいずれ脳震盪を起こすはずです」
「美鈴さん。その『ゴースコッパー』は面で叩いてはダメです。エッジをめり込ませるつもりで叩きつけるんです」
魚竜の足元では大妖精が必死に水かきを破ろうと回転する槍で突っつきまくっている。
それが煩わしかったのか、魚竜は大モーションの体当たりを仕掛けるも、堅固なシールドに阻まれる。
「隙アリですわ!サクヤーカッティング!!」
-Rider Cutting-
咲夜は上空から魚竜へと急降下。二本の剣を組み合わせて鋏の様にし、背びれの骨を挟んで力を込める。
魚竜は振りほどこうと暴れるも、それが裏目に出て背びれの骨の一本が中ほどからばきりと折れた。
すぐさま咲夜は離脱、それを追うように高圧水流ブレスが放たれるが、余裕、といった表情で回避する。
「なかなかの得物ですわね…『ガタックダブルカリバー』」
香霖堂の借り物にうっとりしていると、地上からSOSが放たれた。
「こぁ!強走切れたよ!かけなおして!!」
「はぁーい!それじゃ皆さんいっきまっすよー!!」
小悪魔がかき鳴らす『ニンジャミセン』の音色に咲夜、美鈴、大妖精のスタミナが回復し、減らなくなる。
「咲夜さんも脚斬りに行って下さい、強走ついてるからガリガリいけますよ」
「わかりましたわ、美鈴!頭!」
「了解!!」
再び美鈴のスコップが魚竜の頭に縦に炸裂する、今度はやや効いたのかバランスを崩す魚竜。
その隙を狙って咲夜が全身を瞬時にくまなく斬りつけた。
しかし、刃が通った気配はなく、鱗がこぼれることもなかった。
「ち」
「咲夜さん!どいて!」
その声にすばやく移動すると、元いた場所に大妖精の巨大回転槍『カルノリュータス』が突き上げられた。
その一撃は魚竜のスネを捉えたと思われたが、刃はやはり鱗に阻まれてずるりと滑った。。
反撃が来る…!と咲夜は大妖精の盾『カスモシールドン』の後ろへ隠れたが、魚竜はあらぬ方向を向き、走り出した。
そして紅魔湖へ飛び込むと、こちらの出方を伺うようにゆっくり泳ぎだした。
大妖精と咲夜は上空の小悪魔と美鈴に合流する。
「ヒレはやわらかいけど、ただの飾りみたいだね。普通に泳いでる」
「全身を斬ってみましたが、腹側の白い部分が柔らかい感じでしたわ」
「そうですね、黒い鱗の部分はなにやっても無駄っぽい感触ですね」
「有効な手段は下からの斬り上げ…盾が無いときついですね、現状ではだぃちゃん任せになっちゃいます」
「でも全力で衝いても全然…やっぱり硬いよ。弾かれたときのリスクを考えると…」

「…で、リタイアしてきたと」
パチュリーは不機嫌さを隠さず、読んでいた本を閉じた。
「いやもうこれ無理ですって、全然ダメージが通ってる気がしませんって」
咲夜も美鈴も大妖精も、うんうんうんうんととにかくうなづく。
「もうこの際餌付けかなんかして飼いならしちゃった方がー…」
「あまぁい!!!」
「…っ」
「甘い、甘いわ、小悪魔がそこの妖精とやってる交換日記の中身ほど甘甘よ!!」
「えーっ!覗き見したんですかひどいですよぉ!」
こほん、と一つ咳払い。
「スペルカードのおかげで私たちの戦闘は一戦長くて10分程度だからそういう感覚になってもおかしくはないわ。でも今回の敵はスペルとかそんなの関係ないの。これは戦いじゃないわ、狩猟よ、討伐よ。私たちは狩るもの、アイツは狩られるもの。敵の命を削るのよ。それがたかだか10分程度で済むはず無いでしょ。一時間は覚悟して戦いなさい!」

====つづく====

その3からその5までは似たような戦闘がだらだら続くので省略

====紅魔館VSガノトトス その6====
「悪魔流の最終手段、それは『力任せ』です!!」
それは剣と言うには余りにも大きすぎた。大きく、ぶ厚く、重く、そして大雑把過ぎた。
銘を『XB-04:グラビトンブレイカー』。重力子コーティングを施されたその刃は特殊な金属で出来ていた。
その重量たるや、鋼の巨人でもいなければ持ち上がらないほどに計測不能。
香霖堂の裏に打ち捨てられていたこの剣の柄を握り、ついに持ち上げた小悪魔だった。
しかし脚は大地にめり込み、全身の骨格と筋肉は断末魔のような悲鳴を上げている。
全魔力を肉体強化にまわす事で持ち上げるのがやっとのことだ。
傷ついた魚竜もまた、口から白い湯気を吐き、鋭い眼光は次でとどめだと言わんばかりだ。
「小悪魔さん!!ブレスが!!防御を!!」
「そんなものもってたら回避が!!」
声を上げる咲夜と美鈴だったが、彼女たちの体はろくに言うことを聞かない。
魚竜は首をもたげ、目標を正面に捉え、体内の水圧を急速に上昇させる。
小悪魔はその場から動かない、いや、動けない。
しかし強い眼差しで魚竜をにらみ返し。
魚竜はそれに応えるように一啼きし。
ブレスが放たれた。
瞬間、緑の疾風が両者の間に割って入った。
巨盾『カスモシールドン』を携えた大妖精だ。
魚竜渾身のブレスを受けた巨盾はついに粉々に砕けるも、大妖精は槍とともにそれを放棄。
Gブレイカーを構える小悪魔の手にそっと右手を添え、軽くうなづく。
小悪魔もそれに応えて全身に力を込める。
そして二人は輝きに包まれて。
「…消えた!?」
「違うわ美鈴……上よ!!」
超短距離ワープにて上空へ転移した小悪魔と巨大剣は一瞬だけ重力から開放された。
魚竜は遥か下方でブレス後の硬直中だ。
「いくよ!こぁ!」
「はい!お願いします!」
大妖精は剣の切っ先に全力全開の蹴りを叩き込む。
剣は回転をはじめ徐々に加速、そのまま重力に引かれて落ちる。
その激烈な運動のなか、小悪魔は魚竜の首を見据え、まさに『力任せ』に制御する。
「いっ…けえええええぇぇぇぇぇえええ!!!!!」
高速回転する超重量の自由落下体の前に硬質鱗は一切の意味をなさず。
真っ青な空に魚竜の首が刎ね飛んだ。

赤。赤。赤。朱。紅。アカ。あか。AKA。
世界はまさに紅に染まっていた。
「……まぁ、こうなる事は途中から気づいてましたわ…うぷっ」
そして臭かった。
「流石に…これは…きついですね…」
そしてだんだんと黒ずみ、粘っこくなってきていた。
「やー、私は気づいてませんでしたー。ごめんなさいー、あははははー」
全身を真っ赤に染めて、張り付いたような笑いを浮かべる小悪魔。
咲夜はもう何度か茂みの裏に隠れ、美鈴は力なく赤い海の中に立ち尽くし、大妖精は上空で鼻をつまんでいた。
あれだけ巨大な生物の頚部を刎ねたわけで、もちろんのこと大量の血液が噴出し、紅魔湖周辺を覆い尽くした。
始末の悪い事に首を刎ねてからも魚よろしくビチビチと跳ね回り、被害は拡大。
首が漬かっている紅魔湖は名の通り真っ赤に染まり、森の木々もべっとりと血を浴びた。
もちろん直下にいた小悪魔、美鈴、咲夜はどっぷりと血に漬かった。大妖精はかろうじてセーフ。
高血圧だったのだろうか、戦場からはやや離れていた紅魔館さえも普段の紅さは更に赤みを増している。
というか黒ずみ始めている。そして臭い。
「ま、まぁ血抜きの手間が省けたって事で…」
「そうですわね…気をとりなおして戦勝パーティと行きましょうか。小悪魔さん、パチュリー様に雨を降らすよう」
「はいー、了解しましたー」

夜。
レミリア=スカーレットは巨大な魚竜の頭骨標本を眺めてため息をついた。
「こんなヤツがウチの地下に棲んでたとはねぇ」
あの後、鱗やヒレがかなり貴重な素材として使用できることが判明し、すっからかんだった紅魔館の財布は一気に潤った。
肉は客を招いて振舞ったところ、鶏肉のような感触でまぁうむむこんなものかといった評判だった。
身内も微妙な表情を浮かべるだけ。
パチュリー曰く
「水棲爬虫類だからワニみたいなもんでしょ。肉質を期待したんだったら大間違いよ」
とのこと。
結局香霖堂に鶏肉と食品偽装をして叩き売った。店主は怪訝な顔をしていたがまぁよかろ。
その後、骨格もまた素材として高額で売り払い、この頭骨だけは討伐記念としてとっておいた。
しっかし、と不機嫌そうに脚を組む。
「こんな楽しそうな敵、私も戦ってみたかったのに。グングニルで頭から尻尾まで串刺しにしてやるのに」
ひゅっ、ひゅっ、と手先だけで槍を投げるように素振りをする。
「まぁ昼間しか出てこないなら仕方ない、か」
あーあ、と数少ない館の窓から外を見やる。
すると三日月を映した湖面がゆらりとゆれて、聞き覚えのある水音が聞こえた。
サアアアアアアアアアアアアアアアア。
サアアアアアアアアアアアアアアアア。
そして月を割るように巨大な魚影が…。

「うああああああんパチェー!!グングニルが、私のグングニルがぁ、カキーンて…カキーンてぇ!!それで尻尾がべしーってぇ、べしーってぇ…うわあああああああん!!」
「…亜種クエ?」

====おしまい====

はい、勢いだけで終わらせました、続きません、やることいっぱいあるねん(;´Д`)
まだまだ魔法使いたちによるキリサモス討伐とか風神録組によるイャンアヤヤヤ討伐とか
まぁ書かんけどさ

こめー
>>ななしさん
>なんですか、新刊予告ですか!
>ハンマー振り上げる美鈴、双剣で乱舞する咲夜さん、
>片手剣で迫るデュオ、太刀で斬りかかるネオ、
>大剣振り回すエナ姉、ランスで突っ込むトリア、
>ボウガンで援護するテセラ、弓を持って駆けるシャイニング、
>何故かガンランスのパチュリー様まで幻視しました。

そうかー、こぁーずで討伐させるってのもよかったなぁ、せっかくこぁーずやってるわけだし
でもおそらく俺のイメージでは
デュオ;大剣、ネオ:太刀、エナ:ヘヴィボウガン、トリア:ガンス、テセラ:ハンマーです、ひとつ正解
シャイニングさんはこういう面倒なことには意地でも出張らないタイプです、きっと
あ、漫画にはしませんよ、モンスター描けないから(;つД`)

>>白さん
>結局サンクリに行けなかった…
>新刊はまだ書店にあるのだろうか…
>先週も用で行けなかったしなぁ。
>遅れましたがお疲れ様でした。
>夏コミは頑張って買いに行きますよw

こないだの火曜日にアキバのとらとホワキャンにあるのは確認してきました
めちゃくちゃ積んでありました、ひぃぃ、返本されるのこわい(;つД`)
夏に向けて着々と下書きが進んでおります、今月中にペン入れ入れるといいなぁ

はくしゅー
>22:51 wryyyyy!!!(5分?!)
ろくにうまくもない俺は速度だけがとりえだぜ

>16:03 ちょ、そこで終わり!? めっさどきわくして読んでたのに!! 責任とって最後まで書いてくだしあ!!
書いたぜ!最終的にテンションを保ちきれなくなったことは秘密だ!

>6:06 コラボレーションすげぇwww  続編希望…です、忙しくなければ(         さきな
酒に溺れたおばかなお話となりましたたたたー
こんな感じでよかったかしら

>10:50 ガノトトスwww。てっきり全長0.6マクロスのモケーレになったおぜぅさまかと思ったのはナイショだ(笑
ムベンベ!?Σ(・ε・;)
ムベンベののろいでムベンベになってしまったお嬢様…かわいそうだよそれ(;つД`)
でも結局お嬢様はかわいそうな扱いをしてしまう、これぞカリスマ

>13:01 はじめまして、新米ネットライターの活焦刃という者です。リンクを貼らせていただきましたので報告します。
へいらっせい!はじめまして、リンクありがとうございますヽ(´ワ`)ノ
追々こちらからも張らせてもらいますので少々お待ちをっ

>17:44 リンク追加されているッ!? こちらからも張らせていただきました。よろしくお願いしますー。>kt-21
いやぁ例大祭の後でもうすぐに張るつもりだったんですけど遅くなりましてすみません
今後ともよろしくお願いしますー、あ、本ありがとうございました、にたにた読ませていただきましたー

>18:37 こぁ~ず4が届いたぁ。咲「めーりん、めーりん、せくはらするゾめぃりぃぃん!!」がアノ歌に混じったぁ。
>18:39 そして巻末のおぜぅ様見て、確かに今まで巻末にしか出てない事に気がついた!!…次ででるカナ?カナ?
>18:41 …今回のびっくりどっきりこぁ~は誰だろぅ… でりんぢゃこぁ~かな?(でもモミアゲが…)
へい、どうもお買い上げありがとうござんす
多分次回、次々回とお嬢様とフランちゃんが比較的出ずっぱりになるかと思います
次回の構想は四割ほどまとまったので楽しみにしてやってください
今回のびっくりどっきりこぁは…ふふふ、三人、いや、四人…ふふふふ

>3:34 遅くなりましたがサンクリではどもでしたー。メイリンに萌ゆる…! (東風南亭ヨロズナ
いやどうもわざわざ来訪ありがとうございますー、サンクリお疲れ様でしたたた
余裕ができ次第こっそりリンク張らせてもらいますねー、の予告っ

あ、今日の落書きっていうか60のお題やっとかないと
34.撃つ、リクどおりうどんげで
ケルベロスっぽく描いてみたけどちっちゃすぎてよくわかんないね
でも俺はどっちかつーと漫画で書くときは指鉄砲派です
でも銃も好きです、そんでもって銃もたせるときは二丁でブレザー派です
ブラウスはなんか日常話とかそんなとき、みたいな?そんな無駄主張
あと最近なんか俺が描きたい絵の描き方がわかった気がする、気がするだけ

さて、あと少しで下書きが終わるんだぜ…っ

category: イラスト

tb: 0   cm: 1

コメント

SSお疲れ様でした~

長いのを覚悟してたら3~5は省略されてたw


ガノトトスは……嫌いだ……

零壱 #- | URL
2008/06/30 07:28 | edit

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